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 認知症発症のメカニズム        2019/01/16 (水) 12:49      [返信]
 以前、認知症患者を直接治療をしたことがありますが、今回も二件の遠隔治療依頼がありました。認知症発症の源は患者へ周囲の人からの〝耐えがたき苦しみ〟を覚えることや自分自身の過去を忘れたい、に対する心の状態を反映している肉体なのです。実例で申し上げます。

①常に夫から「夫に合わせられないことを指摘され続けた」、逆に「私だって自由に生きたい」という願望がありましたが、それを言葉に出すと夫からきつく言われ、不平不満が鬱積し続けた。

───今回の遠隔治療では、やはり、奥様の鬱積した不満の心の一部が赤茶色に変色していた。奥様の苦しさをご主人に理解して頂くよう(治療依頼者に申しあげた)。ご主人の理解を強く求めた。現在症状は〝まだら状態〟なので、症状は抑えられると思います。

②10年ほどまえに御主人に先立たれた。やがて子供たちも(男二人)独立し現在は一人暮らし、数年前から認知症の症状ではじめる。数日前の治療依頼で見た(患者の)世界は空白でした。何の趣味もなく生まれた目的も知らず、単に生きているから呼吸している、という感じの生き方のように視えた。おそらく患者は(このような道は結局自分が招いた。この道から遁れたいという逃避心が認知症を発症したと思える)。

───直接治療体験
 患者(女性68歳)、彼女の夢は定年後人の役に立ちたいとただ一つの趣味(体操教室のコーチ)で多くの人を指導することでした。しかし、ご主人は定年後、常に自分と一緒にいてくれと要望、一切の外出を認めようとしません。それでも頑張ってコーチをしていたのですが、あまりにもご主人の願望が強くとうとう屈してコーチをやめてしまいます。

 私のもとへ治療にお出でになったときにはすでに不平不満の〝欲求〟が破裂して修復不可能な状態でした。まもなくお亡くなりになりましたが、いわゆる〝まだら〟状態の認知症は修復可能なのです。手遅れにならないうちに正しい認知症知識を習得して欲しいです。

治療法=患者のすべてを受け入れ、そのままでいいんだよ・・・好きなように生きなさい。と心の負担を軽減すること。
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