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読 書 会 案 内 ・ 講 演 会

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
   
    読 書 会 会 場  かつしか青砥(詳細案内)
 
           
   2011年 10月ホームページ公開  
 
   2012年  1月 読書会開始                  

                  2019年   読 書 会 日 程 表             

 PM1:30 ~16:00        1/13     2/10      3/10      4/14
                                       
   
  場所 : 東京都葛飾区立石6-33-1 
                     最寄り駅 : 京成線 青砥駅 
                                              徒歩 : 5分   初参加の方はご一報ください
               かつしか青砥会場    シンフォニーヒルズ   別館 2F チェリー          


                                         
  
 
 
         
       
          
     

   読書会はタブレットでお読みになる方のため、底本のページ数を入れました


                   2019年  1月13 日      資料 : シルバーバーチの霊訓(5)潮文社
 

 
   十章 二人の幼児と語る
℘158
 サークルの正式のメンバーではないが、シルバーバーチの〝お友だち〟として毎年クリスマスが近づくと交霊会に招待されて、シルバーバーチと楽しい語らいを持っている子供がいる。ルース(女児)とポール(男児)の二人で、ともに心霊ジャーナリストの P・ミラー氏のお子さんである。

これから紹介するのはそのミラー氏がサイキックニューズ紙に発表したその日の交霊会に関する記事である。


 まずシルバーバーチが次のような祈りの言葉を述べた。
 「神よ、なにとぞ私たちにあなたの愛、あなたの叡知、あなたの慈悲を知る力を授けたまえ。素朴さと無邪気さの中にあなたに近づき、童子のごとき心をもつ者のみに示される真理を悟らしめ給わんことを。あなたは不変にしてしかも変転きわまりなき大自然の栄光の中のみならず、童子の無邪気さの中にも顕現しておられるからでございます」

 そして二人に向かい、あたかも慈父のごとき口調で、目にこそ見えなくてもたびたび二人の家を訪れていることを述べ、さらに、
℘159
 「私はあなた達と遊んでいるのですよ。妖精や天使たちといっしょに、そして、とくにあなたたちに霊の世界のすばらしさを教えようとしている人たちといっしょに、あなたたちのお家(うち)を訪れているのですよ」
と述べた。

 すると最近になって霊視力が出始めたルースが寝室で見かける〝光〟は何かと尋ねた。ポールもルースといっしょにいる時に同じものを見かけることがある。シルバーバーチはそれが妖精と天使が見せてくれているものであることを説明してからルースに向かって、

 「あの光はその妖精たちが携えてくる〝守護の光〟で、あなたたちを取りまいております」と述べ、今度はポールに向かって、

 「霊の世界には地上で遊ぶチャンスが与えられないうちに連れてこられた子供がそれはそれはたくさんいるのです。そういう子供たちをあなたたちと遊ばせるために連れ戻すことがあります。あなたたちとの遊びを通して、まだ一度も体験したことのないものを得ることができるのです」


 ルースがシルバーバーチにこうして霊界からお話をしに戻って来てくれることにお礼を言うと、シルバーバーチは、

 「いえ、いえ、あなたたちこそ私の話を聞きに来てくれてありがとう。こうしてお話をしに来ることによって私は、
℘160
みなさんが私のお話から得られる以上のものを頂いているのです。お二人の心には私の本当の住処である高い境涯の純粋さが反映しております。


その純粋さは地上近くで仕事をしている霊にとって、とても大切なものなのです。それをお二人の心の中に見つけて、いつも慰められております」

ルース 「霊界のお友達に会いに戻られるのは楽しいですか」

 「もちろん楽しいですとも、ルースちゃんがもしお家から遠く離れて暮らし永いことお父さんお母さんに会わずにいたら、いよいよお家へ帰ることになったと聞かされた時はうれしくないですか。

私はもうすぐ〝多くの住処〟のある私の本当の〝父の家〟に帰って(※)そこで大勢の私の愛する霊、私を愛してくれてる霊、私にこの使命を授けて下さった霊と会うことになっております。ですが、それは、人生の旅を理解するための知識を必要としている地上のさらに大勢の人たちのお役に立つための力をいただくためです」

(※ヨハネ14・2 〝わが父の家には住処多し〟───霊界にもさまざまな生活の場があるということ。訳者)
℘161
ルース 「私も妖精を見るのが楽しみです」

 「そういう楽しみをさずかったことを感謝しなくてはいけませんよ。何も感じない人が大ぜいいるのですから」

 
 ここで二人が霊媒のびざに座ってシルバーバーチに口づけをさせてほしいと言う。それが終わると今度は霊界について何か楽しいお話をしてほしいと頼んだ。するとシルバーバーチは───

 「霊界にも広い広い動物の王国があることをご存知ですか。そこでは動物のあらゆる種類が───動物も小鳥も───襲ったり恐がったりすることなくいっしょに暮らしております。ライオンが小羊と並んで寝そべっても、ケンカもせずえじきになることもありません。

美しい花園もたくさんあります。そこに咲いている花々はそれぞれの種類に似合った色彩、濃さ、形をしています。地上では見られない色彩がたくさんあります。

また美しい湖、山々、大きな川、小さな川、豪華な羽毛と目の覚めるような色彩をした小鳥がたくさんいます。昆虫も綺麗な種類のものがたくさんおります。地上で見かけるものよりは変異しています。(物質界という)さなぎの段階を通過して、本当の美しい姿を見せているからです」
℘162
ポール 「地上でもし小羊がライオンのそばに寝そべったら、まるごと食べられてしまいます」

 「地上のことではありませんよ。こちらの世界のお話ですから大丈夫です」

ルース 「シルバーバーチさんのお家はきれいでしょうね」

 「それはそれは美しくて、とても言葉では言い表せません。絵かきさんが描こうとしても、ぜんぶの色あいを出す絵の具が地上にはありません。音楽でその美しさを表そうにも、地上の楽器では出せない音階があります。〝マーセルおじさん〟───シルバーバーチの肖像画を描いた心霊画家のマーセル・ポンサン氏でその日も出席していた───に聞いてごらんなさい。

あの人は絵かきさんです。時おりインスピレーションで見ている霊界の美しさを描く絵の具が無いとおっしゃるはずですよ」

℘163
ルース 「寝ている間に霊界へ行ったことを覚えていないのですけど・・・・」

 「大きな精神で体験したことが人体の小さな脳に入りきれないからです」

ポール 「シルバーバーチさんは英語がはっきりと話せるのですね」(ふだんのバーバネルよりもっとゆっくりと、そして一語一語はっきりと発音してしゃべる───訳者)


 「そのことを有がたいと思っています。こうなるまでにずいぶん永い時間がかかりました。ポール君がおしゃべりできるようになるのとほぼ同じ位の年数がいりました。このぎこちない地上の言葉をしゃべるようになるために私はずいぶん練習しました。

私の世界ではそんな面倒がいりません。言葉はしゃべらないのです。こちらは思念の世界です。あるがままが知れてしまうのです」

ポール 「ウソをついても知られないようにすることができますか」

℘164
 「ウソというのが存在できないのです。神様の摂理(オキテ)をごまかすことはできないからです。あるがままの姿が映し出されるのです。見せかけも、ごまかしも、ぜんぶはぎ取られてしまい、そのままの姿がみんなに見られるのです。でも、それを恐がるのは自分のことしか考えない人たちだけです」

ルース 「いまイエスさまが話そうと思えば霊媒を通じて話すことができますか」

 「いいえ。イエス様は王様が家来の者を使うように私たちを使っていらっしゃいます。私たちはイエス様の使節団なのです。イエス様のお考えを地上の人たちに伝え、地上の人たちの考えをイエス様にお伝えするのです。でも、イエス様の霊はいつも私たちとともにあります。けっして遠くにいらっしゃるのではありません。

前にもお話ししたことがありますが、私がイエス様のところに行く時は───もうすぐ参りますが───ルースとポールという名前の二人の良い子の考えと言葉と愛とをたずさえて参ります。ご存じのようにイエス様は子供が大好きなのです」
℘165
 二人がこの言葉の意味を考えている少しの間沈黙が続いた。やがてルースが言った。

ルース 「霊や妖精がいることを信じることができてうれしいです。いつまでも信じていたいと思います」


 「そうですとも、その信仰を忘れてはいけませんよ。人に笑われても気にしてはいけません。こんなすてきな信仰が持てて幸せだなあと、それだけを思っていればよろしい。それを笑う人は何も知らないのです」

 こう述べてからシルバーバーチはサークルのメンバーに 「この子は心の中で妖精を見たいという念をしきりに抱いているので、いま見せてあげようとしているところです」と述べ、妖精はバイブレーションが高いので普通の人間の目には見えないけど、いつか皆さんにも(物質化して)お見せできるでしょうと言った。


 ここで私(ミラー)が誰か私の友人が来ていますかと尋ねるとシルバーバーチは、
 「人間というのは面白いですね。よくそういう質問をなさいますが、愛の繋がりのある人はいつもそばにいてくれているのです。けっして遠くへ行ってしまうのではありません。
℘166
みなさんは肉体という牢に閉じ込められているからそれに気づかないだけです。霊の世界には時間もありませんし距離もありません。意識の焦点を合わせさえすればいいのです。私はこれから遠くへ参りますが、あい変らずここにいると言ってもいいのです。この問題はここでは深入りしないでおきましょう。二人の子供が混乱しますから」

ポール 「僕たちはどのようにして物事を思い出すのでしょうか。」

 「一つのことを知ると、それは〝記憶の部屋〟にしまわれます。そしてその知識が必要になると、知りたいという欲求がテコになって(タイプライターのキーのように)その知識を引き出します。すると記憶がよみがえってきて、使用されるのを待ちます。使用されるとまた記憶の部屋へ戻っていきます。一度学んだことは決して失われません。いったん憶えたことは決して忘れません」

ルース 「じゃ、あたしたちが考えていることが全部そちらから分るのですか」
  ℘167
 「親しい間柄の霊には分ります。人間の心の中は開いた本のようなものです。親しい人にはみな読み取れます。親しくない人には分かりません。近づけないからです」

ルース 「あたしはシルバーバーチさんが大好きです。どう説明してよいのか分らないくらい好きです」と言って、ポールと一緒に霊媒の顔をじっと見つめた。

 「私だってルースちゃんとポール君が大好きですよ。この気持ちは愛の大中心からくる愛、世界全体を支配している愛、宇宙全体を動かしている愛、全部の生命を優しく抱きしめ、たった一人の子供も、どこにいようと何をしようと、絶対に見放すことのない愛と同じものなのです。

それが、宇宙が始まる前から、そして宇宙が終わった後も、永遠に霊を一つに結びつけるのです。それは永遠に変わることのない神さまの愛であり、愛の神さまです。その愛の心をお二人が出すたびに神さまの心が発揮され、宇宙の創造の仕事が続けられるのを助けることになるのです」

  この対話にサークルの全員が涙を流した。
℘168
 続いて話題がシルバーバーチのインディアンとしての地上時代の生活に移った。まず山ふところでの〝水〟に左右された生活の様子を語った。

その生活は素朴で、現代生活にありがちな問題や、せかせかしたところがなかったこと、日が暮れると子供の霊がやって来て、良い子はもう寝る時間ですよと告げてくれたこと、寝入ると霊の世界へ遊びに行ったことなどを話して聞かせた。そして最後にこう述べた。

 「ではもう一つだけお話ししてお別れすることにいたしましょう。私は間もなく地上を離れ、いくつもの界を通過して私の本当の住処のある境涯へ行き、そこで何千年ものあいだ知り合っている人たちとお会いします。地上のために働いている人たちばかりです。しかもたびたび苦しい思いをさせられています。私はこれからそこへ行って、かつて身に付けた霊力を取り戻してきます。

 そこへ行って私はこれから先の計画を教えていただき、これまでに私が仰せつかった仕事をちゃんとやり遂げているかどうか、どこまで成功しどこが失敗したか、それを次の機会にやり直すことが出来るかどうかをお聞きします。

それからみんなで揃って大集会に出席して、そこであなたたちがイエスさまと呼んでいる方とお会いします。するとイエスさまは美しさとやさしさと理解と同情にあふれたお言葉を掛けてくださいます。 
℘169
そのとき私たちは神さまのマントで包まれます。愛の衣で包まれます。そして神さまの尊い力で身を固めて一人ひとりに授けられた新しい使命に向かって出発します。

お二人のような子供から〝シルバーバーチさんが大好き〟と言われるごとに私は〝ああ良かった〟と思います。なぜなら私たちの仕事は愛を得てはじめて成し遂げられるものであり、愛の反応を見出してはじめて仕事がうまく行っていることを知るからです」

 どうかその天界の光が皆さんの毎日の生活に反映されることを祈ります。神の恵みがいつもみなさんとともにあることを祈ります。ここにおいでのみなさんは今まさに神が託した霊団の保護のもとにいらっしゃいます」

 かくして二人の子供にとってその年で最高の一日が終わった。霊媒が意識を取り戻してふだんのバーバネルに戻り、二人に話りかけると、二人は驚いた様子で見つめていた。そして娘のルースは私に抱きつき、涙を流しながら言った───〝シルバーバーチさんとお友達になれて、あたし、ほんとにしあわせよ〟と。